先日、名古屋のナゴヤキネマ・ノイで、映画「揺さぶられる正義」をみました。
とても良い映画でした。
揺さぶられっ子症候群で虐待死させたとして起訴された事件、そして子どもを虐待死させたとして起訴された事件の取材を通して、正義を問うドキュメンタリーです。
秋田真志弁護士の関わった事件を軸に展開していくのですが、世の中のいろいろな立場の人に問いかける内容となっています。監督の上田大輔さんは、弁護士資格を持つ記者です。
8年くらいの取材をまとめたものであり、実際にあったことだからこそドラマよりそれぞれの事件がドラマティックです。長い時間、密着して取材を続けないと取ることが出来なかった映画です。
記者として、それぞれの取材対象に誠実に信頼関係を築い取材したのだとおもいます。
弁護士の場合、自分の依頼者、依頼者の協力者から情報をもらうのですが、この映画では、検察側の証人にも取材し、そのはなしをカメラに収めています。それが、迫力を生んでいると思います。
報道のありかたにも疑問を投げかける内容です。「信じることが先か、疑うことが先か」というコピーの意味は映画の最後のほうで、記者である監督が自分に問いかけている言葉ではあります。しかし、すべての人に対する問いかけでもあると思います。
報道は、事実を多くの人に知らせ、刑事裁判のありかたを問うという力になることも同時に示していると思います。
映画が終わったと、映画館を見終わった方がみな、考えさせられた、良かった、という顔に思えました。
これから、弁護士をもっと頑張ろう、という気持ちにさせてもらういい映画でした。

