11月は、過労死防止月間です。「過労死等防止対策推進法」により、定められています。
この月は、厚生労働省主催の過労死防止対策推進シンポジウムが各都道府県で行われます。
2022年も11月29日に岐阜市で、30日には名古屋市で開かれました。
今年は、どちらの会場でも佐戸未和さんのお母様にお話しを聞くことができました。
31歳NHK女性記者「過労死」8年苦しむ遺族の証言 | 未和 NHK記者の死が問いかけるもの | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net)
佐戸さんは、NHKの記者。入局後9年目、31歳の若さでなくなりました。2013年7月でした。
それからまもなく10年が経とうとしています。
しかし、佐戸さんの御両親は、いまもいえることのない悲しみの中にいます。
今年の9月には、2019年におなじくNHKで働くかたが過労死と認定されたと報道がされました。
たしかにNHKはたくさんの方が働いているのでしょう。しかし、過労死の起きた組織で、他にも発生してしまった。
防ぐことはできなかったのでしょうか。
佐戸さんの死は、過労死防止のために、働き方を改革することはつながらなかったのでしょうか。
残念に思います。
あらためて、過労死はだれにでも生じる可能性があること。
そのことを多くの人に知ってもらいたいと思います。