2018年6月16日、過労死110番を行いました。
当日は15件の電話相談がありました。
家族が働き過ぎで心配。
自分がパワハラを受けている。
電話相談をしてくれた方は悩んでいる人のうちのほんのわずかであると思います。
今年は過労死110番を初めて30周年。
まだまだ多くの相談があることが残念です。
今回NHKが取材に来てくださり、昼のニュースで放映されました。
これによって、110番を知り電話をしてくださった方もおられました。
私も弁護士になってから毎年過労死110番にかかわっています。
今回は、家族がなくなったという深刻な相談は、ありませんでした。
しかし、それは、決して過労死が少なくなった。ということを意味しないと思います。
いまは、過労死の事件も多くなり、出版物や、ネットなどの情報で、事件が起きればその都度相談する窓口がおおくなり、110番のニュースを見て、相談するということが少ないのかも知れません。
しかし、過労死遺族のなかには、過労死110番のニュースをみて、覚えていて相談して方もいます。
このような相談をアピールするする活動が、困っている人、困難の中にある人が相談するきっかけになったらと思います。
通常の相談は、過労死110番ネットワークのホームページをご覧ください。
もちろん、当事務所でも相談を受け付けています。