ギャラクシー賞 受賞

市バス事件 記者会見
記者会見で発言する原告

 ギャラクシー賞という賞がある。

 テレビ、ラジオの番組、関係者に贈る賞として 54 年の歴史を誇るそうである。 

 NPO放送批評懇談会がおこなっている。 

 

 2016年4月から2017年3月までの放送についての賞の発表が先日あった。テレビでは、星野源さんが、「DJパーソナリティ賞 」を受賞したとして報道されていた。 

 マイベストTV賞第11回グランプリ は、火曜ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」が受賞した。

 

 そのテレビ部門の選奨の一つとして、

 

 追いつめられた“真実”~息子の焼身自殺と両親の9年~
 (毎日放送 2016年5月29日放送)

 

 があった。

 

 この番組は、名古屋の市バス事件をとりあげたドキュメンタリーである。

 取材期間が半端ではない。9年間である。

 息子さんが自死されてから、名古屋高裁で逆転勝訴し公務災害認定を勝ち取るまでの長いたたかいを文字通り密着取材したものである。

 そのとき、そのときでドキュメンタリーが作られた。

 しかしそれらは、公務災害と認められない、という結論で終わっていた。その不当性を世に訴える番組だった。

 

 しかし、2016年、ついに、基金の決定を取り消すという勝訴判決を得た。9年間戦って要約勝ったのだ。

 そのときのお父さんの顔をカメラがとらえている。

 すばらしいドキュメンタリーだ。

 

  放送批評懇談会

 

  追いつめられた“真実”~息子の焼身自殺と両親の9年~