新潟県弁護士会 平哲也会長のコメント

9月19日、未明。
安保関連法案が強行採決されました。
これに対し、発せられた新潟県弁護士会の平哲也会長のコメントが話題になっています。
たった1行。
たった10字。
コメントの本文は
「おかしいだろ、これ」
表題に「安全保障関連法案の強行採決についての会長コメント」とありますから、何のことかはわかります。
もちろん、新潟県弁護士会会長の声明は、別にきちんと「安全保障関連法案の採決強行に抗議し、同法の廃止等を求める声明」として、掲げられており、これにあわせて、コメントが付されているのです。
最初に知ったのは、フェイスブックで、新潟県弁護士会の副会長さんが紹介しているのを見たからです。とても、元気が出ました。それからネットで新潟県弁護士会のホームページを確認しました。さらにツイッターやネットを見てみるとすでに大変な話題に。私もフェイスブックでシェアし、ツイッターでつぶやきました。
〇いいところ その1
短い
簡潔ですぐに頭に入ってきます。それは、短いだけでなく的確に思いを表していることばをえらんでいるからです。
安保関連法案が、強行採決された、悔しさ、怒りをひとことで代弁してくれました。
〇いいところ その2
早い
19日にすぐに発表している。正直、法案が強行採決され、がっかりしていたところに、このコメント見て、元気をもらいました。
〇いいところ その3
弁護士会長のことばであること
新潟県弁護士会の会長の公式コメントです。新潟県弁護士会のホームページにしっかり載っています。
一市民、一弁護士が、コメントしてもそれほどインパクトはありません。
でも、新潟県弁護士会の代表である会長のコメント。
これには重みがあります。
弁護士会の会長が、
「おかしいだろ、これ。」
といっている。これにはインパクトがあります。
その後も、ツイッター、フェイスブックで広がり、法曹関係者だけでなく、多くの一般の人も見ています。国会議員もツイッターでリツイートしていました。ネットのニュースや、新聞社のサイトでもとりあげています。
声明や、コメントは、普通声明を読んでもらいたい相手方に送ります。今回のような声明やコメントであれば総理大臣や衆議院参議院の議長などに送ります。新潟県弁護士会はさっそくFAXで送付したと報道されています。でもやはり、多くの人にも読んでもらいたです。人の目を引くコメントは大成功だと思います。
すばらしいコメントを発した平哲也会長に敬意を表します。
そして、私も、安全保障関連法案の強行採決について、あらためて言います。
「おかしいだろ、これ。」