集団的自衛権行使のための立法。これは、憲法に違反する立法です。憲法第98条には、「この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。」と書いてあります。憲法に違反する法律を国会で作るっておかしいですよね。
このことは、国会で、憲法学者がこぞって反対したことでよく知られるようになりました。そして、その後マスコミなどで調査した結果、ほとんどの憲法学者の意見は違憲であることも知られるようになりました。
本当は、まず憲法を変えるかどうか議論するべきなのに、政府は、それができないと見越してなのか、違法なバイパスで法律をつくろうとしています。
これに対して、いろんな人が声を上げています。 憲法を守るために憲法21条の「表現の自由」を行使しています。
弁護士会は、集団的自衛権行使は、憲法に違反するということを訴えてきました。
愛知県弁護士会 安全保障関連法案の衆議院採決の強行に抗議し、
同法案の廃案を強く求める会長声明
そもそも戦争放棄を規定した憲法9条が大事だ、変えるべきでない、という声もいろんなところでたくさん聞けるようになっています。
本当に止めたいです。
日弁連、各地の弁護士会は、積極的に発言しています。そして行動しています。
愛知県弁護士会では、これまで1月、6月と2回の市民集会とパレードをしてきました。そして2015年9月5日は、これまで以上の人の参加を目指して愛知大集会、パレードを企画しています。
現在、週に一回街頭宣伝をして、訴えをしています。
集団的自衛権行使のための違憲立法に反対する 愛知大集会&パレード
チラシより
「7月16日衆議院本会議において、『安全保障関連法案』の採決が強行され、参議院に送付されました。 しかし、『安全保障関連法案』は、歴代政府が認めなかった集団的自衛権の行使を可能にするなど、日本国憲法9条に反する憲法違反の法案です。憲法改正手続を経ずに、憲法に違反する法律を制定することは立憲主義にも反します。 憲法学者の大半が本法案は「憲法違反」と断じ、世論調査でも約6割が反対を表明し、6割を超える回答が今国会での法案制定に反対しています。 参議院の審議はもちろんのこと、仮に衆議院において再審議となったときにも、国民の真意を正しく受け止め、本法案の違憲性についても厳しく審議し、『安全保障関連法案』を速やかに廃案とするよう、強く求めましょう。」
※どなたでもご自由にご参加ください
日 時 2015年9月5日(土)17時30分~ 大集会
18時30分~ パレード
場 所 白川公園
地下鉄東山線・鶴舞線「伏見」駅 4番又は5番出口
主 催 愛知県弁護士会
お問合せ先(愛知県弁護士会 人権・法制係) TEL 052-203-4410