取調べの可視化

可視化 オールくん
可視化オールくん

日弁連は、取調べの可視化の実現を目指しています。

 

「現在、被疑者の取調べは「密室」で行われています

 

日本の刑事司法制度においては、捜査段階における被疑者の取調べは、弁護士の立会いを排除し、外部からの連絡を遮断されたいわゆる「密室」において行われています。このため、捜査官が供述者を威圧したり、利益誘導したりといった違法・不当な取調べが行われることがあります。その結果、供述者が意に反する供述を強いられたり、供述と食い違う調書が作成されたり、その精神や健康を害されるといったことが少なくありません。

 

「裁判の長期化」や「冤罪」の原因となっています

 

そのうえ、公判において、供述者が「脅されて調書に署名させられた」、「言ってもいないことを調書に書かれた」と主張しても、取調べ状況を客観的に証明する手段に乏しいため、弁護人・検察官双方の主張が不毛な水掛け論に終始することが多く、裁判の長期化や冤罪の深刻な原因となっています。

 

最近でも、厚労省元局長事件、足利事件、布川事件など、裁判が長期化した事例や違法・不当な取調べによる冤罪事例が多く発生しています。」(日弁連ホームページより)

 

続きはこちらの日弁連のホームページをご覧ください。


 

「可視化オールくん」プロフィール

 

「取調室という密室の暗闇を照らす目を持つフクロウ。「オール」はフクロウという意味の英語「OWL」とともに、取調べの全過程(ALL)を録画する「可視化」を表しています。

 

 1990年代に大阪で生まれ、雌伏20年の時を経て、取調べの可視化法制化元年の2014年に颯爽と登場しました。