過労死、過労自殺の救済のために参照する資料、参考図書を集めてみました。
・労災保険給付関係請求書等ダウンロード(厚生労働省ホームページ)
こちらのページから各種労災申請用紙がダウンロードできます。
こちらのページから労災申請用紙の書き方、必要書類について書かれたリーフレットがダウンロードできます。
・血管病変等を著しく増悪させる業務による脳血管疾患及び虚血性心疾患等の 認定基準について(令和3年9月14日基発0914第1号)令和5年10月18日改正
厚生労働省の発行しているリーフレットです。認定基準について解説しています。
2021年9月の新しい認定基準に対応しています。
認定基準のもととなった意見書です。
専門検討会意見書を作成したときの議事録の内容が公開されています。
・心理的負荷による精神障害の認定基準(令和5年9月1日基発0901第2号)
・心理的負荷による精神障害の認定基準に係る運用上の留意点について(令和5年9月1日基補発0901第1号)
・精神障害による自殺の取扱いについて(基発第545号 平成11年9月14日)
・精神障害の労災認定(厚生労働省リーフレット)
厚生労働省の発行しているリーフレットです。認定基準について解説しています。
・精神障害の労災認定の基準に関する専門検討会報告書(令和5年7月)
認定基準を策定するもととなった専門検討会の報告書です。
専門検討会での議論の議事録。そして、検討会で用いられた資料が厚生労働省のホームページで公開されています。
・「心理的負荷評価表」に「パワーハラスメント」の出来事を追加します(基発第0529第1号令和2年5月29日)
精神障害の労災認定基準の「心理的負荷評価表」に「パワーハラスメント」の出来事が追加されたときのもの
労災に関する決定が出たときに、その理由について個人情報として労働局に開示を求める事ができます。用紙は厚生労働省のホームページに掲載されています。
Word版
申請書類、関係法令、資料については地方公務員災害補償基金のホームページからダウンロードできます。
もし、家族が過労死したり、精神障害により自殺したときに、参考にしたらよいのではないかと考えられる書籍を紹介します。それぞれ出版社のページにリンクしました。
川人博・平本紋子著 2012年5月1日 旬報社
過労で苦しんでいるご本人、家族、関係者のために作られた本。どんな場合に労災と認められるのか?どの程度の補償を受けられるのか?申請や手続のしかたは?具体的なQ&Aでわかりやすく解説されています。平成23年12月の精神障害、自殺に関する認定基準も踏まえています。
佐久間大輔著 2015年5月20日 中央経済社
過重労働・ストレス・ハラスメントなどの予防から補償請求まで、判例の検討を踏まえて解説。
裁判例を緻密に整理してあり参考になります。
過労死・過労自殺の救済Q&A(第3版)
-労災認定と企業賠償への取組み-
大阪過労死問題連絡会 編 2022年3月29日発行 民事法研究会
労災申請、会社の責任を問うための裁判を考えたときに必要な基礎知識から問題点まで解説。
被災者本人、弁護士、関係者にも参考になります。第3版では、最新の法令・認定基準・運用や判例に基づく解説になっています。
諏訪 裕美子 色部 祐著 2010年7月17日 自由国民社
上の3冊は、弁護士が書いた本です。本書は、遺族が教える過労死、過労自殺の労災申請手続。遺族の声を集めて作成されています。過労で倒れ、就業できなくなった方や公務災害の方にも参考になります。労災の仕組みや手続きに解説に加えて、遺族として、証拠の集め方、会社との交渉の仕方が、実践的に書かれています。さらに、弁護士への依頼の方法や、労基署への実践的な申請の仕方、働き掛け方、裁判などの不安な気持ちについての遺族の手記など、ご家族が過労死では?と思っている当事者の方の知りたいことが詰まっています。絶版になっているようですが、インターネット上で見ると、中古の本として販売されているようですので、入手できそうです。
弁護士 古川 拓著 2018日年08月 青林書院
過労死、過労自殺、メンタル、熱中症、アスベスト、腰痛・・・etc!労災認定実務とこれまでの裁判例をふまえた、すぐに役立つ知識と ノウハウ、見起とせない注意点などを盛り込んだ労災事件の手引書!