
弁護士の内河惠一先生の半生を描いた、「ひまわりと羊」(中日新聞社)を読みました。
内河惠一先生は、愛知県弁護士会の重鎮のお一人。事件をご一緒したことはないのですが、もちろん存じ上げています。内河先生は、クリスチャンで、タイトルの羊は、聖書の中の羊のたとえ話しからとられているそうです。
私が弁護士になった1995年以降に内河先生の担当された、林訴訟、イラク自衛隊派遣違憲訴訟、朝鮮女子挺身隊事件、生活保護訴訟、名古屋教会幼稚園の日照権の訴訟とどれも大変な戦いでした。
裁判以外にも財団法人法律扶助協会の運営にも尽力され、法テラス愛知の初代所長をされました。
私の名前は「羊一」です。この名前は、聖書の中の
「4「あなたがたの中に、百匹の羊を持っている人がいて、その一匹を見失ったとすれば、九十九匹を野原に残して、見失った一匹を見つけ出すまで捜し回らないだろうか。 5そして、見つけたら、喜んでその羊を担いで、 6家に帰り、友達や近所の人々を呼び集めて、『見失った羊を見つけたので、一緒に喜んでください』と言うであろう。 7言っておくが、このように、悔い改める一人の罪人については、悔い改める必要のない九十九人の正しい人についてよりも大きな喜びが天にある。」(新約聖書 新共同訳 ルカによる福音書15章4節から7節)
にちなんで名付けられました。
内河先生に、自分の一番好きな聖書の箇所だと声をかけていただいたことがあります。
この本のなかに、このたとえ話のことが何度も出てきます。
とても及ばないのですが、
同じ弁護士として、同じクリスチャンとして、そして、羊一という名前を付けられたものとして、私も与えられた仕事を、これからも取り組んでいこうと思います。